店番2人の日々の申し送り帳
夏の涼

会津:三島の伝統工芸士:五十嵐文吾さんの元には

全国各地、また海外より文吾さんの技術を学びに

職人を目指す若者たちが来ていたと生前、文吾さんは

話していました。

三島が台湾との交流が深いのか定かではないですが

文吾さんの元に来る台湾の人たちはとても勤勉だったと言っていました。

 

今年、三島を訪ねた際に、

台湾で職人として活躍し始めた数人の作品が並んでいて

目に留まったひとりの女性の作品がとても美しく惹かれました。

 

帽子やバッグ、細かな藺草で編まれたそれは

一切、金具や留め具を使わず

素晴らしく繊細でした。

 

364ではお洋服を扱っていないので

取扱いは叶いませんでしたが、

夏の一時、こんなものがあったら涼を感じる道具として

いいのでは。と思い、数に限りがありますが

彼女の作品を並べることにしました。

 

好い風あおげます。

藺草細工のうちわ。

 

 

 

慣れない日本人との会話に、はにかんだ彼女の素敵な佇まいを思い出します。

いつか彼女の元に作品を見に行きたいと思っています。

 

 

 

藁団扇 2500円

 

 

 

 

 

道具のこと - -
奥会津〜山形の旅より

 

 

土曜日より、お休みを頂き

奥会津〜山形へと車を走らせ、職人さんや作り手さんと

久しぶりにお会いしてきました。

 

本年、奥会津のまたたびの笊は入荷は無しです。

 

今回は五十嵐文吾さんの奥様である、ばーちゃんとゆっくりとお話をして

帰ってきました。

手みやげには、おばーちゃんが採って缶詰にした、という

孟宗竹の水煮。

煮付けたり、炊き込み御飯にしても美味しいよ、とおばーちゃん。

ことしで90歳になったようです。

いつまでもお元気で!

 

嬉しいばーちゃんの直筆。かわいい。

 

今回、三島と山形のあいだの盆地で

奥会津のかごなどを取りまとめていらっしゃる方のところへ

ご縁あって初めて訪ねることが出来、

その時にすごくラフだけれど、機能的に作られている

朝顔型のかごに目が止まりました。

以前、364でも扱っていた篠崎ざるの柴田さんのかごのかたちにも

近いです。

 

 

このかご、聞くところによると

職人のかたはおばあちゃんなのだとか。

やわらかい編みだけれど、無骨ですごく良い。

そして今はもうこのおばあちゃん、作っていないということでした。

 

こんな何でもない、日常のかごが好いんだよね。

きちんと水切れもする足も、しっかりと。

 

欲のない価格が、日々の暮しの一部、ということを

物語っている気がしました。

 

孟宗竹のざるかご

27cm 2000円

32cm 2500円

※こちらの商品は店頭のみの販売とさせていただいております。(お取置き不可)

 

6月の第二週に奥会津に訪ねてから12回目となりました。

工人祭りというお祭りが開催されていて

そこで数年前に出逢った、フナハシトモハルさん。

今年の秋には364で個展をお願いしています。

そのお話をしながら、作品をひとつだけ預かってきました。

 

 

この作品、フナハシさんならではの染色方法。

今はまだ内緒にしておきますね。

今回の個展もこのラインの色味で

「黒」をベースに作品の数々をまとめてもらう予定です。

ぜひ、お愉しみに。

 

 

 

福島をあとにしてゆっくりと北上。

保存食でお世話になっている遠藤さんのところへに伺うことも

今回の目的のひとつでした。

 

今年はじめにワークショップを開催した「味噌づくり」の様子も確認。

すくすくと熟成されているお味噌は、前半後半とご参加下さった回によって

だいぶ、香りや様子が違ってきているというから不思議ですね。

あと半年、山形の心地の良い空気に触れて、皆さまにお届け出来るよう

遠藤さんも見守ってくれていますのでご安心を!

もちろん、遠藤さんの手前味噌の大豆も今年は

畑を増やしてくださり、味噌作りの前の大豆づくりにも

力を入れてくれています。

 

遠藤さんとは畑に出て今後の畑のサイクルのお話や

様々な環境のこと、これからのこと、お話ししてきました。

安定しておいしいものをお届けすることの大変さ、

本当に感謝しかないですね。

これからも美味しいもの楽しみにしています!

 

 

まもなく今週から来週には

佐藤錦、香夏錦、ニューサマーオレンジ、灘オレンジ、露地いちごのジャムが

店頭に並ぶ予定です。

 

お愉しみに。

 

 

 

 

 

 

道具のこと - -
桶栄:まな板

 

 

 

 

深川:桶栄のまな板。
自生300年もの天然木曽檜を材にしていて、

その木目の緻密さ、さらに水はけの良さ、軽さ、使い心地は言わんとして抜群。

364のオープン当時から数年扱っていたのですが、

材が手に入らず、廃盤同然になっていて、

もしもまな板に適した材で桶栄さんの納得するものが出てきたら、

是非まな板が欲しいとリクエストしていました。
あれからもう数年が経ち、もうきっと手に入らないものと思い込んでいましたが、

この度、10枚のみ、仕立ててもらうことができたこのまな板。
もうこの手の材は手に入らないので、
これが最後と

桶栄さん自身もまな板には上等な良い材と太鼓判。
通常のまな板サイズよりは少し小さくなりますが、

この最高級の材のまな板を使ってみたいという方には是非、おすすめの逸品です。

 

 

 

【木曽檜 赤太無地 一枚板】

・木目が通り緻密で、狂いが少なく、水に強い。

・樹脂は防カビ力、抗菌力が強く、衛生的です。

 古くからプロの板前が使う材として、大切に使われておりました。

・樹齢300年余の天然檜の良質部分「赤太」のみを使い、手カンナで仕上げた逸品です。

 

20×35cm 厚さ2cm

12000円

 

 

 

 

道具のこと - -
塩壺の販売を終了致します

 

塩壷は完売となりました。

今後のお取り扱いはございません。

皆さま、長い間、手に取り

見て頂き、ありがとうございました。

沼田みよりさんが長年、考案に励み、

その想いを石原稔久さんが実現してくれたこの塩壷を

ご購入頂いた皆さまにはお台所で、

食卓で育てて頂けていること嬉しく思います。

ありがとうございました。

 

 

 

 

道具のこと - -
漆のうつわ


最近、毎日に使うための漆というものに惹かれています。汁椀は漆で、という人は多いと思うけれど、

毎日の食卓でご飯やおかず、おやつまで漆を使うという人はそう多くはないと思うのです。

手に取る食事のもの(例えばごはんや一人分に盛られた副菜など)には器が軽くていいし、

手触りもなめらかでいい。机に置いた時のコトンとした音にも惹かれてしまう。

漆は五感をふくよかにしてくれる器なのかもしれません。

同じ形のものをいくつか揃え、食器棚から見える重なりが綺麗だったりするのも憧れ。
そんな時に出会ったのが土田和茂さんの作品です。

土田さんは石川県の生れ育ちであるものの大阪の大学を経て、

その後は石川に戻り輪島の赤木明登さんに師事することに。

その後独立することになります。
様々なご縁のもと、土田さんと土田さんの作風は積み上げられているんだなぁと感じます。

土田さんの作品は静かな趣、面持ちがありながらも日常の気配を感じます。

凛としている様で愛着があり、 すっと手に取りたくなるような美しい日々の器。

 

本日より西荻窪364で並び始めました。

善き節日の出会い。 新たな始まりです。



 

 

 

 

道具のこと - -
塩壺

364開店当初からお取り扱いさせていた塩壺。

 

塩って、調理中に素手でひとつまみ、ふたつまみと、頻度があるもの。

おにぎり結ぶとき、まな板で素材を切るとき。

湿度を封じ込める塩の入れ物は、外からの湿気が入り込まない分、

内にこもった湿気を外に吐き出すことができません。

でもこの塩壺はその問題点を解決。

呼吸する塩壺なのです。

 

福岡在住の暮らしの提案を続ける沼田みよりさんが考案し

石原稔久さんが何年もの時間をかけて生み出した食のための道具です。

塩の湿気を調整してくれるのでいつでもさらさら。

私の台所まわりの道具にも欠かせないひとつとなりました。

 

残念ながら、この塩壺、先日の入荷でお取り扱いが最後となります。

今後の入荷はありません。

 

現在(2/25)の在庫種類は

◯塩壺 白 大(塩200gが入る大きさ) 6480円

◯〃  白 小(塩100gが入る大きさ) 5400円

◯〃  黒 小(塩100gが入る大きさ) 5400円

のみとなりました。

 

数も若干の個数です。

気になる方は是非この機会にお問い合わせいただければ嬉しいです。

 

 

わが家では本当に良く働いてくれています。

台所で10年以上塩の番をしてくれています。

もう手放せない。

これからも台所で活躍してくれることと思います。

 

 

↑ 2010年に364で開催された「塩壺」展 より

 

 

 

道具のこと - -
正島克哉さんの片手土鍋[中サイズ]、羽釜土鍋3〜4合、入荷致しました。

今年は展示会も盛況で、たくさんのお客様の手に渡った正島克哉さんの作品。

この冬青のときの火にかけられる土器の多くは

その家のお台所で食卓で、活躍していることでしょう。

片手土鍋の中サイズ、黒と白、
また、羽釜土鍋/白と黒、3〜4合炊きが店頭用常設に入荷致しました。
片手土鍋中サイズ 黒は在庫数が1となります。

この冬、暖かなお料理をこの片手土鍋で楽しめたらいいですよね。

片手土鍋 中 3888円(税込)
羽釜土鍋 3〜4合 15120円(税込)




 

道具のこと - -
フナハシトモハルさんの木の道具。

皆さま。

暑中御見舞い申し上げます。

先週の西日本の雨の被害は、

まだまだ落ち着かぬ毎日ですね。

ニュースを見る度に心が痛みます。

祈るばかりですが、

1日も早く平穏な日々となりますように。

_____________________

こんなに暑くてはふらりふらりと

お買い物に出かけるなんて、ちょっと難しい日中の日差し。

時間がある時にでもお家の涼やかな場所で

364のブログも要チェックしてもらえたら嬉しいです。

当店、364では、ネット販売という形はおとりしておりませんが、

メールのやり取りで、個人のお客様とご連絡を取りあいながらの

通信販売という形式であれば一部作品や食材もお送り出来ますので、

お気軽にお問い合わせくださいませ。

最近の364。

道具の入荷です。

愛知県にて作品を作り出している、

フナハシトモハルさん。

フナハシさんの作り出す木工の作品は、

木の持つ優雅な木目やなめらかな木肌を生かして

フナハシさんの意匠を巡らします。

木肌を染めて、シックな趣を追求することもあります。

フナハシさんの作るお盆やお皿はその時の一期一会。

同じ木目は無いものとして、その一皿、ひとつのお盆の表情が

豊かです。

日常使いのお料理に、また果物を乗せても、インテリアの小物を乗せても。

あたりもやさしく、軽いのがまたいいですよね。

毎日使う楽しみと経年変化の楽しみ。

木の道具の醍醐味です。

◯胡桃 リム皿  1枚 7560円

◯セン(柿渋鉄染)縁立上がり盆 240mm 8100円

◯セン(柿渋鉄染)縁立上がり盆 300mm 10800円

◯山桜 隅切長角盆 300×200mm 10800円 

道具のこと - -
堀仁憲さんの器、入荷致しました。

 

岡山在住:堀仁憲さんのお茶まわりの器が入荷致しました。

大きさ、価格、在庫数などはお店の方へお問い合わせくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道具のこと - -
会津三島町より〜五十嵐文吾さん

マタタビザルへの想いと、文吾さんの軌跡。

振り返る95年、それ以上の三島町の気候風土と、この生活の道具とのかかわり合いについてを

ゆっくりとお話しを伺うことが出来て、とってもいい時間を過ごさせていただきました。

 

本年の五十嵐文吾さんの作品の入荷はございません。

楽しみにお待ち頂いた方々、たいへん申し訳ございませんが

ご了承くださいませ。

 

 

文吾さん、お元気です。

今年は少し作品作りをお休みをされていらっしゃったそうです。

少しづつ、出来ればまた作りたいからがんばります。

と文吾さん、おっしゃっていたのでまた私達も心待ちにしています。

 

 

写真は数十年と使い込まれた文吾さんの家の台所道具のざる。

しっかりと編まれて今でも歪み無く、現役です。

あ、折れっちゃったんですか?ときくと、

ガスコンロで端っこ、燃やしちゃったのよ。。と側に居たおばあちゃん。

ほんわかした時間がやさしく流れていました。

 

 

 

文吾さんが思う道具づくりとは、

道具として使ってもらえるものを真摯に作り、嘘が無い道具に仕上げる。

 

父親もマタタビのざる編みは上手だった、と文吾さん。

見よう見真似で習得し、自分が見いだした編み方やコツを用いて

どうすればしっかりと、でも柔らかく、手に塩梅のいいものを作れるか、という想いで

作り続けて来たと言います。

雪解けから霜が降りる頃までは、農業を続け、

秋口には山に入り、極上のマタタビをじっと熟成するまで待つ。

三島は雪高く、冬の農閑期にはこのザルやかごなどの道具を作りためます。

作品ではなく、日常の道具を。

出来上がったザルは1週間から2週間の間、軒下に吊るされ、

雪に晒され、青みが抜けてベージュの艶のある本来の極上のマタタビの表情が表れます。

 

 

今回、意識して、様々なマタタビのザルを手にした時に、

文吾さんの良き、道具のザルとは、ということを思い出しながらみていました。

やっぱり文吾さんの編むザルはすごいなあ。

 

もっともっと、これからも文吾さんに編み続けて欲しい、と願う旅となりました。

またご報告出来る日が来ること、お待ち頂けたらと思います。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

2018 6月

 

364

五十嵐文吾

 

 

iPhoneImage.png

 

 

道具のこと - -
| 1/11 | >>