店番2人の日々の申し送り帳
『七十二候をめぐる、花しつらい、食こよみ。』ここに至るまで。その3

写真:矢郷桃


今週末20日から第1回をはじめ、1年の七十二候の巡りを
『七十二候をめぐる、花しつらい、食こよみ。』として
綴ってゆくワークショップが始まります。
主人は364と平井かずみさん、前沢リカさん。
主賓は、この貴重な時間を楽しんでいただくご予約頂いたみなさまです。

七十二候にあたるその時々の季節を感じ、
花を愛で、食を通じて、心と身体に取入れ
暮らしにかえす取り組みを楽しんでみようとする試みです。
少しの時間ですが様々に流れる交差する季節の巡りを
のびのびとお過ごし頂ければ嬉しいです。

その中で、この七十二候に招きたいと想う私たちの願うゲストを
皆さんにも楽しんでいただきたく、そして1年を通じ
どんなゲストが入るかによって、内容を変化させるという意味でも
私たちなりの緊張感があるのも良いと想い、取入れてみました。


第1回のゲストは、桜始開をテーマに、春の始まりを感じてもらう
菓の提案を、考えてみました。

そこでお願いしたのは、
foodremedies〈フードレメディ〉の長田佳子さんです。

枝に水を加え、芽が出ると、枝葉となっていずれか実がなる。
沢山の人の手によって愛情を注がれた素材そのものに
少しだけうれしいエネルギーを足していけたら、と佳子さんは言います。

このように小さなパワーから春が始まり、この会でみなさんが
あたたかな力を宿して、七十二候を巡り迎えていただくのに
ふさわしいゲストだなと思いました。
どんな春の菓が来るのでしょうか。楽しみでなりません。

また、佳子さんの菓子に合わせ、
神戸:芦屋の Uf-fu(ウーフ) 大西さんの紅茶も楽しんでいただきます。
佳子さんのお菓子に合わせ、更に今回のテーマにもとに
特別にブレンドして下さった紅茶です。
華々しい茶菓のひとときになりそうです。




【七十二候をめぐる、花しつらえ、食こよみ。】

開催日:2016年03月20日(日)
第一回 「桜始開〜春を慈しむ」


自由が丘にアトリエ【cafeイカニカ】を構え、
フラワースタイリストとして幅広くお仕事されている平井かずみさん。
花のある暮らしを肩ひじはらず、七十二候を通して、感じて欲しい花の
手ほどきを。

そして七十二候に基づき、季節の移ろいに想いを馳せるような
季節の食材を使った食の提案を、下北沢【七草】の料理人、
前沢リカさんに仕立てていただき、お教室の時間内に
お召し上がり頂きます。


一年を通じて不定期ではございますが、この会でおふたりの
暮らしの彩りの提案を楽しむ会としてスタートしたいと思います。
お教室は各回ご予約お申し込みとさせていただきます。

また、毎回のテーマに基づき、ゲスト展開のお楽しみも。

今回の第1回目、お教室のゲストは、この七十二候にちなみ、
お茶菓子の時間を【foodremedies(フードレメディ)】の
長田佳子さんにお願いする運びとなっております。

3人がテーマに向かい、特別に作り上げてゆく時間です。
他では見られない3人の融合がどのように花開くか楽しみです。
是非、1日限りの季節の会にご参加頂ければ嬉しく思います。


開催時間:
10時〜13時の部(満席となりました)
15時〜18時の部(満席となりました)
 (ご希望の部のご予約制となります)


次回の第二回「七十二候をめぐる、花しつらえ、食こよみ。」は
6月頃を予定しております。
七十二候のテーマに沿って、毎回内容を変えての
楽しい会にしたいと思っています。
内容が決まり次第、ご報告させていただきます。


______________________________________________

◯平井かずみ hirai kazumi(フラワースタイリスト)

草花がもっと身近に感じられるような「日常花」の提案を
ライフワークとする。
自由が丘【cafeイカニカ】を拠点に花の会やリース教室を開催。
また雑誌や広告でのスタイリングの他、ラジオ番組にも出演中。
http://www.ikanika.com

_________________________________

◯前沢リカ maezawa rika(料理人)

江戸料理の老舗や和食店で修業後、
2003年、下北沢で和食店「七草」をオープン。
旬の素材にひと手間、ひと工夫加えた、シンプルな野菜中心の和食が評判。
「野菜をひと干し きょうの一皿」「野菜の料理教室」他著書も多数。
http://nana-kusa.net/
_________________________________

◯長田佳子 osada kako(菓子研究家)

パティスリー、レストラン等で修行を積んだのち、
PLAIN BAKERY(YAECA)でのお菓子の商品開発、
製造を経て独立。
その後は、foodremedies(フードレメディ)として、
出来る限り国産の新鮮な素材を使い、日本人の身体に合う
洋菓子を研究中。ハーブやスパイスを取入れたお菓子が人気。
http://foodremedies.info/

 紅茶:神戸:芦屋 Uf-fu(ウーフ)
            http://www.uffu.net/


_______________________________________________________

【お問い合わせはこちらまで】
 西荻窪364
 杉並区西荻北3-13-16
 03-5856-8065
 info@sanrokuyon.com

JR中央線(土日祝は止まりません)、総武線「西荻窪」下車徒歩3分
北口を出て、左手交番前の商店街を直進。
右手に西京信用金庫、左手にクリーニングたかはしのある十字路を左折。
右手にすぐ見える2階建ての白い建物が364です。

 
よもやまばなし - -
『七十二候をめぐる、花しつらい、食こよみ。』ここに至るまで。その2

写真:矢郷桃


今日は久しぶりに良いお天気ですね。
本日は364は定休日を頂いております。

今週末に開催される
『七十二候をめぐる、花しつらい、食こよみ。』
どんな会になるのか私たちも楽しみにしているところです。

今回、ひとつのモノゴトをテーマに
様々な作り手の方達が思い描くものを
またひとつにして提案する、という内容の企画にしてみました。
そのテーマが七十二候。

七十二候の季節をめぐり、花と食が折り重なる余韻を
この場で、そして暮らしに活かしていただけたらと思い、
この企画を進めることにしました。
いつもは各個人の作り手さんに単発のワークショップでお願いしていることも
多いのですが、その際にはこの人ならと思う人に思い描いたような
素敵な展示、ワークショップをしていただいています。

そんな信頼のおける作り手さん同士が融合したら、
私たちも思い描いているもの以上のものが
感じられるのではないかという期待です。
その時間、その季節を、特別に感じる時間です。

七十二候を暮らしに紐解き、窓から見える遠くの景色も
もう少し身近に感じてみたい。寄り添って暮らしに取入れてみたら
もっと暮らしは気持ちの良いモノになるのではないのだろうか、という
平井かずみさんの花と暮らしの定義に、この企画はおもしろいものになるのでは、
と思いました。
「カレンダーではない、肌で感じる暦」の表現。

そんな五感を呼び覚ます食の提案の作り手には
下北沢:七草 前沢リカさんの仕立てる食がすぐに思い浮かびました。

以前、ある会で通常の営業ではなく特別にお店を貸し切りにして
お食事を頂いた時のこと。
テーマをもとに、その作り上げたお食事の数々は、
季節の表現そのものでした。
華美でないのに心に胃に沁み入るお料理。

今回の企画に参加していただくことが出来るのか
勇気をだして緊張しながら前沢さんにお電話したら、
「もちろん、よろこんで」
という明るい声に、すーっと身体がほぐされていきました。

なぜ、前沢さんなのだろうか?
お店では、お料理と季節のことについて色々と話し込んで聞いたり、
お話してくれたりという深い会話が無くても、
前沢さんのお料理は頂くだけで、
「今はこの食材の季節だよ。
こんな風に調理すると、こんな今だけの食感が味わえるんですよ。」
と語りかけてくれるのです。
そして旬の食材を引立てる盛りつけの素敵さの中にまた
その季節が描き出されている。
というように、既に七十二候の巡りを前沢さんの仕立てるお料理に感じていたのです。

今回のこの年間の取り組みでパートナーとなっていただいた、
平井かずみさんと前沢リカさん。
初の顔合わせでしたが、作り手さんっておもしろい。
感じて欲しいこと、伝えたいことの芯は変わらない。

どんな会になるのか、やっぱり楽しみでなりません。


ゲストについては。つづく。
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【七十二候をめぐる、花しつらえ、食こよみ。】

開催日:2016年03月20日(日)
第一回 「桜始開〜春を慈しむ」


自由が丘にアトリエ【cafeイカニカ】を構え、
フラワースタイリストとして幅広くお仕事されている平井かずみさん。
花のある暮らしを肩ひじはらず、七十二候を通して、感じて欲しい花の
手ほどきを。

そして七十二候に基づき、季節の移ろいに想いを馳せるような
季節の食材を使った食の提案を、下北沢【七草】の料理人、
前沢リカさんに仕立てていただき、お教室の時間内に
お召し上がり頂きます。


一年を通じて不定期ではございますが、この会でおふたりの
暮らしの彩りの提案を楽しむ会としてスタートしたいと思います。
お教室は各回ご予約お申し込みとさせていただきます。

また、毎回のテーマに基づき、ゲスト展開のお楽しみも。

今回の第1回目、お教室のゲストは、この七十二候にちなみ、
お茶菓子の時間を【foodremedies(フードレメディ)】の
長田佳子さんにお願いする運びとなっております。

3人がテーマに向かい、特別に作り上げてゆく時間です。
他では見られない3人の融合がどのように花開くか楽しみです。
是非、1日限りの季節の会にご参加頂ければ嬉しく思います。


開催時間:
10時〜13時の部(満席となりました)
15時〜18時の部(満席となりました)
 (ご希望の部のご予約制となります)


次回の第二回「七十二候をめぐる、花しつらえ、食こよみ。」は
6月頃を予定しております。
七十二候のテーマに沿って、毎回内容を変えての
楽しい会にしたいと思っています。
内容が決まり次第、ご報告させていただきます。



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◯平井かずみ hirai kazumi(フラワースタイリスト)

草花がもっと身近に感じられるような「日常花」の提案を
ライフワークとする。
自由が丘【cafeイカニカ】を拠点に花の会やリース教室を開催。
また雑誌や広告でのスタイリングの他、ラジオ番組にも出演中。
http://www.ikanika.com

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◯前沢リカ maezawa rika(料理人)

江戸料理の老舗や和食店で修業後、
2003年、下北沢で和食店「七草」をオープン。
旬の素材にひと手間、ひと工夫加えた、シンプルな野菜中心の和食が評判。
「野菜をひと干し きょうの一皿」「野菜の料理教室」他著書も多数。
http://nana-kusa.net/
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◯長田佳子 osada kako(菓子研究家)

パティスリー、レストラン等で修行を積んだのち、
PLAIN BAKERY(YAECA)でのお菓子の商品開発、
製造を経て独立。
その後は、foodremedies(フードレメディ)として、
出来る限り国産の新鮮な素材を使い、日本人の身体に合う
洋菓子を研究中。ハーブやスパイスを取入れたお菓子が人気。
http://foodremedies.info/
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【ご予約、お問い合わせ、ご来店はこちらまで】
 西荻窪364
 杉並区西荻北3-13-16
 03-5856-8065
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JR中央線(土日祝は止まりません)、総武線「西荻窪」下車徒歩3分
北口を出て、左手交番前の商店街を直進。
右手に西京信用金庫、左手にクリーニングたかはしのある十字路を左折。
右手にすぐ見える2階建ての白い建物が364です。


よもやまばなし - -
『七十二候をめぐる、花しつらい、食こよみ。』ここに至るまで。その1


今年の春はあっという間に温かくなって、あとすこしで早めの
お花見の季節になるのかしら。と思っていましたが、
短かった冬が機嫌をそこねたのか、
冷え込む日々に戻されてしまった、ここ数日。

三寒四温と昔から良く言ったもので、この季節、
寒さと温かさを繰り返して春に移ろいでいきます。
自然の風景やどうぶつたち、もちろん人間さまも
ゆっくりと体調を整え、春を迎えるために
身体にぎゅっと栄養を蓄えるための時期なのでしょうか。

こんな日々の変化も先人の知恵や文化で
教えがあるってすごいことですよね。
この2、3年は、七十二候という日本独特の暦の分け方のあれこれに
すこしだけお仕事で携わることがあり、興味を持っていました。

昨年末に以前からのご縁がきっかけで
平井かずみさんの仕事をご紹介するイベントを364で企画しました。
かずみさんはとってもチャーミング。
しかし確かな芯のある考えを持って、心に花と人とを繋ぐ、
パッションのような熱ーいものをお持ちの女性なんです。
花がすき、ということだけではなく、要するに人が好きなんですね。
その大好きな人々をしあわせに出来るツールである花、木々、草を
大切に想っています。
「ツナグ」。
かずみさんのつなぐ形には皆さんが真似をしたくなるような程、
明るく、楽しい、に満ち溢れています。

「何か一緒にやりたい」。そういってくれた一言に心押されて、
ちょっと冒険をしてみたくなった、
昨年クリスマス終わりの楽しい夜だったのを覚えています。

つづきは次回。

今回、このブログの桜の写真は、矢郷桃さんの写真を使用させていただいています。
ふわりと風を感じ、春の温かさが増してくる
そんな春先の桜がちょうどこの時期のおしらせにぴったりです。
ありがとうございます。感謝を込めて。



【七十二候をめぐる、花しつらえ、食こよみ。】

開催日:2016年03月20日(日)
第一回 「桜始開〜春を慈しむ」


自由が丘にアトリエ【cafeイカニカ】を構え、
フラワースタイリストとして幅広くお仕事されている平井かずみさん。
花のある暮らしを肩ひじはらず、七十二候を通して、感じて欲しい花の
手ほどきを。

そして七十二候に基づき、季節の移ろいに想いを馳せるような
季節の食材を使った食の提案を、下北沢【七草】の料理人、
前沢リカさんに仕立てていただき、お教室の時間内に
お召し上がり頂きます。


一年を通じて不定期ではございますが、この会でおふたりの
暮らしの彩りの提案を楽しむ会としてスタートしたいと思います。
お教室は各回ご予約お申し込みとさせていただきます。

また、毎回のテーマに基づき、ゲスト展開のお楽しみも。

今回の第1回目、お教室のゲストは、この七十二候にちなみ、
お茶菓子の時間を【foodremedies(フードレメディ)】の
長田佳子さんにお願いする運びとなっております。

3人がテーマに向かい、特別に作り上げてゆく時間です。
他では見られない3人の融合がどのように花開くか楽しみです。
是非、1日限りの季節の会にご参加頂ければ嬉しく思います。


開催時間:
10時〜13時の部(満席となりました)
15時〜18時の部
(満席となりました)
 (ご希望の部のご予約制となります)


次回の第二回「七十二候をめぐる、花しつらえ、食こよみ。」は
6月頃を予定しております。
七十二候のテーマに沿って、毎回内容を変えての
楽しい会にしたいと思っています。
内容が決まり次第、ご報告させていただきます。



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平井かずみ hirai kazumi(フラワースタイリスト)

草花がもっと身近に感じられるような「日常花」の提案を
ライフワークとする。
自由が丘【cafeイカニカ】を拠点に花の会やリース教室を開催。
また雑誌や広告でのスタイリングの他、ラジオ番組にも出演中。
http://www.ikanika.com

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前沢リカ maezawa rika(料理人)

江戸料理の老舗や和食店で修業後、
2003年、下北沢で和食店「七草」をオープン。
旬の素材にひと手間、ひと工夫加えた、シンプルな野菜中心の和食が評判。
「野菜をひと干し きょうの一皿」「野菜の料理教室」他著書も多数。
http://nana-kusa.net/
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長田佳子 osada kako(菓子研究家)

パティスリー、レストラン等で修行を積んだのち、
PLAIN BAKERY(YAECA)でのお菓子の商品開発、
製造を経て独立。
その後は、foodremedies(フードレメディ)として、
出来る限り国産の新鮮な素材を使い、日本人の身体に合う
洋菓子を研究中。ハーブやスパイスを取入れたお菓子が人気。
http://foodremedies.info/
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【ご予約、お問い合わせ、ご来店はこちらまで】
 西荻窪364
 杉並区西荻北3-13-16
 03-5856-8065
 info@sanrokuyon.com

JR中央線(土日祝は止まりません)、総武線「西荻窪」下車徒歩3分
北口を出て、左手交番前の商店街を直進。
右手に西京信用金庫、左手にクリーニングたかはしのある十字路を左折。
右手にすぐ見える2階建ての白い建物が364です。



よもやまばなし - -
お客様の夕食
 

ご実家がお魚屋さんとおっしゃっていたお客さま。
最近はご実家で干物を作ってないからと
「新米をかこむ」展で
たくさんの干物となめこを
買ってくださいました。

その日の夕食に食べましたー
と、写真を送ってくださったのです。

写真を見ると
干物となめこ汁が食卓に!

干物がおいしくてごはんを2杯食べちゃいました。
というコメントが微笑ましく…

とてもおいしそう!
わざわざ写真までとって送ってくださった
お心遣いに感動です。

初日にお野菜を買ってくださった
ご近所のお客さまたちも
2日目に「お野菜がおいしかったから」
とまた買いにきてくださいました。

こんなお料理にしました、と
献立を教えてくださったり。

この展示会のものたちが
いろいろな方のお腹に収まってくれてることが
とても嬉しいです。

11月4日(日)までやってますので
ぜひお散歩がてら遊びにいらしてください。






よもやまばなし - -
今年も1年、ありがとうございました。
今年もあとわずか。
364は本年は28日に仕事納めをさせて頂きました。
本年もありがとうございました。

春先に、思いもよらない天災が起き、
人は悲しみ、悲しみ…どれだけ涙を流したことでしょう。
不安にかられた日常から、本当に色々なことを
思い、考えさせられました。
夫々の生活、暮らし、生き方があることと思います。
じっくりと夫婦、子供、親、兄弟、親族、で出した答えには
正解や不正解はありません。
生きてゆく。それでしかないのですよね。

食べること、暮らすことを仕事とする私たちではありますが
どんなカタチで皆さんと繋がっていけばいいのか
考えた日もありました。
でもこの店でたくさんのお客様との「こんにちは」を
大切にしたい日々ということにブレはありませんでした。

できること。そこから始めよう。
それだけ。これからも。

今年は本当に忘れてはいけない1年となりました。
始まったばかり、これからも。
また明日からの新しい1年も。

たくさんのお客さまに囲まれ、
作り手さんの宝物に恵まれ、
笑顔が満ちた1年でした。
みなさま、ありがとうございました。
また新しい年も「こんにちは」とお店でお待ちしております。

年明け、お店の開店は1月7日からとなります。
健やかで善き年に致しましょう。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。



364
駒井京子
二所宮佐代子




よもやまばなし - -
鎌倉のビストロ、テロワールさんへお食事に。

11月13日にお食事会をお願いしている
鎌倉のビストロ、テロワールさん。


今回のメインは鹿肉。
鹿肉を食べたことのない私たちは
どんな味なのかしら…ということで
いただきに行ってまいりました。

黒板のメニューは
どれも魅力的。
1行1行、じっくり読んでは迷い…
本日は3皿選んでみました。



シャンパンと白ワインで乾杯!

ゆっくり味わっていると
最初の1皿目が。
10月下旬の野菜・温製。


きれい!
色とりどりの野菜たち。
これは何だろうねー、などと話も弾みます。
ソースはゆるめのマヨネーズ。
酸味がきいていて、濃厚。
これがあっさりとした野菜によく合います。



1つ1つ野菜の味を噛み締めながら
ゆっくり食べているつもりなのですが
あっという間に完食。
結局、何種類の野菜を食べたのか
数えきれない程、
いろいろお皿に乗っていました。

2皿目は
カマスのパネ、秋なすのグリル。


白と茶色のフライ。
茶色は何?と思っていたら、
なんと、山栗の渋皮をパン粉変わりに使っているそう!

栗の味はしないのですが
ぱりぱりと香ばしく。
シンプルなカマスのフライは
ふわふわ。
対照的な食感でした。

渋皮ももったいない…ということで
オーブンで何時間もからからに乾かして
それをフードプロセッサーで細かくして
作ったそうです。
とてもとても時間がかかっているのです。

2人でしきりに、
「栗の渋皮をパン粉変わりにねぇー、へぇー。」
と感動していたのですが、
食材を余すことなく使う、というのは
もったいない、という気持ちだけでなく
好奇心や探究心がないと
実現しないことなのかも…と
改めて思いました。


秋なすのグリルも赤ワインソースと一緒に。
秋なすのじゅわっとしたみずみずしさと
フルーティーなソースが口の中で混ざり合います。
なすとぶどう、秋ですねー。



パンでお皿に残ったソースを拭いながら
2皿のお料理の味を2人で復習していると
3皿目、メインの鹿肉がやってきました。


子鹿の背肉ロースト。


どれどれ…とナイフを入れると…
柔らかい!
ナイフをきこきこ動かしてないのに
すっと切れてしまいました。
とろけるように柔らかくて、
なんというかふわふわした
おいしいレバーのような食感でした。

想像してたのは
ちょっと野性味を帯びたお肉の味。
でも食べてみたら、臭みもなく
本当にクセがないのです。
鹿っておいしい!と店主の野村さんに告げると、
「それはやっぱり、猟師さんの処理の仕方が上手だから。
 猟師さんのおかげなんです。」とのお答え。

確かに素材が良いのでしょう…
でもでも、野村さんが
素材を生かした調理をしてくださってるからこその、この1皿。

初めての鹿肉。
テロワールさんで食べられたことを
とても幸せに思いました。

世の中にはたくさんの食材やお料理があるけれど、
初めて食べたときに
おいしいと思えるかどうかで
好き嫌いが決まっていきます。

鹿肉はわたしたちの「好き」に決定です!
鹿肉のお料理はいろいろなところで
食べられるかもしれませんが
ぜひ、テロワールさんの鹿料理を
みなさんにも召し上がっていただきたいなーと
思いました。

鹿肉に興奮し、大満足したあとは
デザートで締めくくらないと!

生姜のケーキ。


ふわっとやさしく生姜の風味が広がって
発酵バターのリッチ感もあって。
優しい味のマドレーヌのような感じです。

満足な時間。
ごちそうさまでした。




おいしかったな、という食事をしたあと、
身体に沁み入るように癒されてゆくときと
しゃきっと元気がみなぎるようなときがあるのですが
テロワールさんは後者。
いつも、いろんな命をいただいて
血となり肉となった感じがします。

野菜が皮ごとお料理されていたり
お肉のいろんな部位が食べられたり…
丸ごと頂いているからだと思うのですが。

1皿1皿が美しいのはもちろん、
この素材をこんな風に料理にするんだ…という感動で、
自分の好奇心もくすぐられるせいもあるかもしれません。

おいしい料理とお酒で満たされて、
駅までの帰り道も心地よく。

13日はどんなメニューになるのでしょう?
わたしたちも楽しみでなりません。


※13日のお食事会は、
 12:00〜14:30→残り1名様 
 17:00〜19:30→満席となりました。キャンセル待ちを受け付けております。
 
 ご興味がございます方はお早めに
 ご予約・お問い合わせくださいませ。
 メールまたはお電話にて受け付けております。





よもやまばなし - -
ベーシックと美しき遊び心。須藤拓也展

〈上記写真の器は私物です。〉


明日から始まる「須藤拓也 陶展」。
もしかしたら、以前にもこのブログで書いたのか?
忘れてしまったのですが、
展示会前なのでちょっと、よもやま話。


須藤さんの器を初めて知ったのは
364をOPENする前の、ずっと前の話し。


西荻窪に来ることの理由としてあったのは
[たべごとや のらぼう]さんへ食事に、ということ。
特別でわくわくする愉しみの宴。
のらぼうさんでは野菜の旨味を最大限生かした調理方法で
ハッとさせられるほど素材と向き合ったお料理。
野菜の旨味やえぐみを生かすように、調理人は手をつくす。
調味料や出汁がきちんと立っていても、素材の味は負けない。
なるほどこれがそのものの味だよね、と再確認させられるお店です。
或るとき、ちょこんと小さなぐいのみのような器に出されたお料理に
幾度とハッとさせられて。
「以前に来た時もこの器、いいなあとすてきに思ったのですが
作り手さんは何という方なんですか?」


下北沢に古い民家のような佇まいのお店があってね、
とっても美味しいらしいよ。[七草]さんっていうの。
そんな友人の話しを聞いて訪ねたのはもうだいぶ前のこと。
メニューはコースのみ。
ここも季節の食材をふんだんに、
そして大抵(私が言った時は毎回出ているので)、料理の最後を
締めくくる角煮が何ともパンチのある満足感。
やさしく、しとやかな流れでお料理が進められるものの、
最後に参りました…と胃袋を掴まれる感じ。また食べたいなって。
とにもかくにも、この七草さんのお料理はおいしいし、美しい。
お料理は女性ならではの潔さというか、繊細な中に秘められた大胆さがあり、
また細やかな気づかいと器の使い方がものすごく心くすぐられます。
「あっ、この器、須藤さんの器だよね」

 
野菜料理が、お好きならば足を延ばして。
ご存知でしょうか?鎌倉[なると屋+典座]さんを。
このくらいの季節になってくると、なると屋さんのとろみの効いた、
あったかお出汁のお饂飩が食べたくなるなあ。
そして、今だったら無花果のお味噌汁でしょうか?イチカワさん。
根菜も色々と地物が出回ってきますよねえ、食の宝庫:鎌倉。
そうここは「野菜をいただく」お店です。食べるというよりもいただくですね。
2年前、馬喰町のギャラリーで364の出張展示会を行った際に364のすり鉢を
使って、イチカワさんにワークショップをやって頂きました。
その時に、器出品して頂いた須藤さんがイチカワさんと久しぶりの再会を。
わあ、お知り合いだったのですね。つながるつながる。
そしてまた、今年の初夏には
イチカワさんの著者本「なると屋+典座の野菜をいただく」
という本でも須藤さんの器が使われていたのを発見。
菜の花と切り干し大根のお浸し、を。
「このお料理に須藤さんの器、叙情的な感じだなあ」

どのお店も須藤さんの器で盛られたお料理は生き生きしてる。
食材も、器も。そしていただく人たちの顔も。
自分たちがおいしいここは!と思っているお店で
みんな、使っていた須藤さんの器。
選ばれた器なんだなと感じました。

364がOPENしてまもなく、須藤さんと
ゆっくりとお話出来る機会も訪れ、
ハレて364で大切にしたい器の仲間入りを
果たすことができました。


あれから…。
私も須藤さんの器、いくつか持っております。
使っております。
色みはベーシックなものばかりですが。
日々のごはんの道具として、気負わず使えます。

今回の展示会では364の常設品ではみられない、
手の込んだ、絵付けなどの器が多く並びます。
遊びではなく、真摯な遊び心のある器。
あのお店で見た器も丁寧な絵付けの器だったな。

もちろん、お料理の素材が引き立つような
無地のベーシックな器もあります。

ベーシックさと美しき遊び心がかなでる展示。
是非是非、ご高覧下さい。


須藤拓也 陶展
2011/09/28(水)〜10/03(月)



追伸:
のらぼうさん、七草さん、なると屋さん、
とってもお薦めのお店なので是非まだ訪れたことのない方、
行ってみてくださいね。どちらのお店もおいしいですよー。


よもやまばなし - -
先人の知恵も打ち勝てぬ?
今朝も早くから気温上昇しております。
皆さまもそろそろお盆休みも明け、
お仕事への通勤にぐったりされている方も
いるのではないでしょうか?
暑さ対策万全にお出かけくださいね。

364も毎朝の掃除を終え、あまりにも暑いので
玄関先に打ち水を。

小さな頃、夏になるとバケツに、たゆたうと
たっぷりの水を張り、ビーチサンダルをびしょびしょにしながら
庭や玄関先に打ち水したのを思い出しました。
じゃばじゃばと水をかけても、そんなに喉が渇いていたの?と
いうように土が水をたちまち吸っていく。
とたん、すうーっと風が通り抜けて
夏のちょっと埃くさいような、もわっとした土のにおい。
なつかしいな。

ところで我が店先は?
あまりの暑さに水がコンクリートの熱射を反射させ、
暑いったら。どちらかというと湿気が来た。という感じに。
まあ、目に涼しいから良いですか?







よもやまばなし - -
なつやすみ、おわりました。

 

なつやすみも終わり、364の通常営業に戻りました。
おやすみ中も日々変わりのない毎日でしたが
ちょうど、お天気も安定したので梅を干したり、
たわわに毎日実る庭のゴーヤーを食べ尽くしたり
友人の家に行き、頂きものにあやかったり…。
結局、食いしん坊の一週間でした。


我が家のたわわなゴーヤー。



或る日のごちそう。
田舎の高知から帰省した友人宅でのおみやげ会。
(胃袋へおみやげです)
珍しい食材でたらふく、もてなしてくれて。
皆さん、リュウキュウとか四方竹なんてご存知ですか?

下段左にあるのがリュウキュウ。ハスイモの茎?の部分なのだとか。
すかすかしていてなんかヘチマみたいな感じ。

でもこれ、酢の物にしてくれたのですが何ともいえぬ食感で
夏を感じさせてくれました。高知のいりこ(煮干)酢でちょっと甘めに
味付けされた酢のものは何だかフルーティな感じで。

本日のメイン!かつおのたたきもおいしかったあ。

もうひとつの四方竹の土佐煮。(中段左)

四角い形をした若竹のような感じで、
歯ごたえもあり、また鰹だしで煮付けてある、あの味つけが
またおいしかったなあ。このセリフ、2度目…。
その他、天ぷら(東京ではさつま揚げと呼びますね)、かぼちゃの煮付け
ついでに我が家のゴーヤーも登場。

まだまだ、いろんな食材、見た事ないんだなあと。
…思っちゃいますね。
実に地方食満点なおみやげ会でした。
まんぷく。ごちそうさまでした


或る日のおやつ。
友人がお姉さんから手作りものが送られて来た、と。
頂いたものは…。

しそジュースと柑橘ピール。
厚め、太めに刻んだピールのしっとり感ったら。
またおいしい。あまりにもおいしい、おいしい、言ってしまったからか
小瓶にお裾分けしてくれてうれしいっ。シアワセです。
しそジュースは毎年私がやりたい!と思っているのに
いつもタイミングをずらしてしまうモノゴトです。

やっぱり夏にはきれいだし、来年こそは仕込みます。
はい、忘れずに。


そして…冒頭に載せた干したて頃の、我が家の梅干しは…

出来上がりました!
しょっぱい、ぶさいく。
でもかわいい。愛でています。
ちびちび頂きながら。
汗かいたら塩分補給です。
とは言いつつも、来年はもう少し塩分控えめで挑戦してみようかな。

364の日々の食の材を作ってくれる作り手さんの
大変さや苦労をほーんと、身にしみて感じます。
手間ひまかかるんだなあと。
でも、おいしいおいしいと、
笑顔でいただくごはんは、シアワセの種ですね。
食べることってほんとうにたのしいなあー。
作り手さん、ありがとう。
食べて、作って、学んで、感謝の夏休みでした。

そして今日からまたいつもの364がはじまります!






よもやまばなし - -
本多さんの大島。空と海と。版画1
 

この船は夢を大きく抱き旅立った船なのか?
果たして長い旅路を終え、家族のもとに戻ってきた船なのか?
それとも遊覧船?
風そよぐおおきな青空にぽっかりと雲ひとつ。
なんだか心地がいい。

本多さんの版画の額絵を前に20代前半の頃、思ったことを
今でも覚えています。

来週6月15日(水)から始まる本多保志さんの展示会に
この懐かしい額絵をどうしても出して欲しくて事前にお願いをしました。
皆さんにも是非、見ていただきたくて。
私たちが本多さんの作品で忘れられぬ一枚です。
空が吹いています。
雲が右へ左へ前に後ろに遊び、水面もそよぐ風に波しぶく。

夏を目前に364の2階にもたくさんの空と海と、
風吹く大島の風景が在ることでしょう。
穏やかな気持ちになれたり、少しだけ元気になれたり。
暮らしの中で絵を飾る習慣がなくて、どうかな?って思うこともあるしれませんが
本多さんの作品は自然と生活の一部にすぐになじんでくれると思うんです。
本多さん自身のお人柄ってそんな感じに似ている様な気がしてきました。

忘れてほしくない自然の豊かさ、温かさ、おおらかさ。
感じてほしいと思います。
本多さんも毎日お店でお待ちしています。


2011年6月15日(水)→  20日(月)
本多保志 版画・水彩画 展



◯買い付けのため
2011年6月11日(土)、12日(日)の2日間
おやすみを頂きます。







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