店番2人の日々の申し送り帳
旅の最後に…
 買付け最後の日。
思ったよりも早く済んでしまって1日予定が空いてしまいました。
どうしよう…と2人で悩んだあげく
突然静岡へ向かうことに。

以前から茶箱をお店で扱いたかったので
お茶箱屋さんを訪ねることにしたのです。

とは言ってもあてがなく、
役場へ電話をし、紹介してもらうことに。

またまた急いで高速に乗り、
山道をぐねぐね。




大きな川が流れているせいか、
山に囲まれていても
風通しの良い感じが
とても気持ちがいいところです。

「日本にもまだまだ知らないいいところが
 あるんだね。」
2人とも同じことを感じながら
始めて向かう土地にわくわく、どきどき。

突然の訪問にも関わらず
「いらっしゃい。遠いところよく来たね。」
と笑顔で迎えてくださった前田さん。
奥さんと職人さんと3人でお茶箱屋さんを
切盛りされています。



みんなで工場の入り口のところに腰掛けながら
まずは自己紹介。

静岡と言えばお茶どころなのですが
お茶箱を作っているところは
今ではたった6軒です。

お茶箱の工場自体、静岡にしかないそうなので
日本で6軒ということになります。

どこの職人さんとお話ししていても
いつも出る話題は、後継ぎ問題。
こちらもやはり深刻だそうで
6軒のお茶箱屋さんで相談をしていて
1軒だけでも残そうという話し合いをしているそうです。

昔はお茶屋さんも
茶箱に入れて保管したり配送したりしていましたが
真空パックや段ボールが出現したことにより
需要が減ってきてしまったとのこと。

でも最近になってまた需要が増えてきているそうです。
それは、外国人の方がインテリアとして
茶箱を買い求めていくのだとか。
茶箱の中から120年前の書類がそのまま出てきた…という
ニュースが新聞に載ったりしたことから
一般家庭で収納箱として
使われることが多くなってきたようです。

そういえば、うちでも子供の頃は
押し入れの中に茶箱がいくつか入っていました。
衣替えの時に押し入れからひっぱり出して
洋服の入れ替えをしたものです。

そんな話をしながら工場を案内していただきました。

お茶箱の作り方を気にしたことがなかったのですが、
お話を伺っていたら、
とてつもない手間ひまがかかっていることが判明。


まずは杉を2ヶ月ほど乾かします。


その後また濡らして、重しをのせてプレス。
こうすることで、木が反り返りません。




茶箱のサイズによって杉をカット。




奥では職人さんが釘打ちを。

釘を隠す為に、茶箱の表面に糊付けした紙を貼ります。
それは、お母さんのお仕事。
「わたし、昔荻窪に住んでたことあるんだよー。」
などと中央線話で盛り上がりながらも
お母さんの手は止まらず、手早くささっと。


全て手作業。
いくつもの行程を経て出来上がりです。


杉も地元のものを使った地場産業。

光と影がとてもきれいな居心地の良い工場で。
ついつい長居してしまいました。

またまた素敵な出逢いに恵まれて
日本のいいところを再発見。

天文台もあるところなので
夏にまた、星を見に来たいです。


湿気にも強く、丈夫な茶箱。
収納するだけでなく、
サイズによってはサイドテーブルにも。
重ねて置いてもきれいです。

サイズや値段などは「モノあれこれ」に出ていますので
ご覧下さいませ。







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