店番2人の日々の申し送り帳
伊藤環のぬか漬け日記2:「ぬか漬け始めました。」

伊藤環さんから364に届いた展示会の作品と

そこに想いを込めた文章を頂きました。

 

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お世話になります。
本日、第二便をお送り致しました。
最終便も金曜14〜16時に到着予定です。

ひとまず上手く焼けてひと安心しております。
焼き上がりをご紹介する前に、ロクロを挽いた後の高台削りのお話しを。
陶磁器には「底至り」という言葉があります。
これは日本人特有の美意識で、お隣の韓国中国、それにアジアから世界を見渡しても、

器をひっくり返して高台を愛でる文化はありません。
それは作法として器を手で持ち食事する事が影響している事と同時に武家文化が

畳の生活だった事が脈々と茶盌の高台につながったとも言えるでしょう。(かなり端折りました)
この事から和食器と洋食器に対するアプローチは意識的に変えます。
特に和食器の高台は作家らしさが現れるのではないでしょうか。
さて、私はと申しますと…声高に語るのは野暮ではありますが、ひとつ挙げるとすれば、高台は手際良く勢いよく削る事です。
小さな事は気にせず鼻唄でも歌うように削ります。
是非、ご飯をお代わりする時にでもひっくり返して見てみて下さい。
白い米の味わいが増すかもしれませんよ。

…こんな感じでしょうか。
余談ですが、洋食器は比較的機械的に楽譜通りに演奏する感じです。

 

それでは削りの1コマを…。
シッタと呼ばれる削り台に共土を巻き付けます。
削り台は素焼きした物を使いますが、

生シッタと言って焼いていない半乾きの物を使う方もいます。

 

 

この上に半乾きの器をひっくり返して乗せます。

 

 

そして鼻歌を…

 

 

 

綺麗に削る事より呼吸が見えるような想いで削ります。

 

今回は経年変化していった時に、ご飯茶碗としてだけでなく、

お稽古茶盌や旅茶盌としてもお使い頂けるようなイメージです。

 

こちらが焼き上がりの高台です。

 

 

今回は盛鉢を2種作りました。
盛鉢も同様にサクッと削ります。

 

 

今回の「ぬか漬け」のテーマだからこそ、

364の道具、生活に根ざすものということで

思い描き生まれたもの。

 

みなさんの毎日に、普通の毎日に

素敵だなと思える気持ちが生まれたら私達は嬉しいのです。

 

 

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伊藤環さん、日常の器を作るのすごく奥深く

こだわりを持って作っていらっしゃるのが

よくわかりましたが、その反面とっても楽しそう。

毎日使ってもらう器だから、求める側も作り手がこんな風に

生み出しているのかと思うと、幸せな器だなと思います。

遠くの岡山の土地で364のために作ってくれた器も

すぐそば、この横で見ているような息吹を感じました。

展示会で皆様が手にとること想像するだけで

気持ちがいっぱいになります。

環さん、ありがとうございました。

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6月27日、28日に開催の

 

「ぬか漬け始めました。」

 

伊藤環×佐々木カナコ×ワタナベマキ

ご参加ご予約は終了致しました。

 

今回の展示会はご予約制となっており、

入場、購入のご希望ご予約は終了となりました。

多くの方々に作品を見てもらえないことはとても心苦しく

申し訳ないと思いますが、4月、5月からのこの状況下の中、お知らせ宣伝するにあたり

いま出来ること、最大限の注意を払っての展示会の仕方になってしまいました。

 

当日、ご来店頂いたお客様には申し訳ございませんが

当選のお葉書をご持参頂けないと入場はお断り致します。

お葉書1枚につき、おひとり様の入場となります。

 

お連れのお客様も同様、入場は出来かねます。

これは364のお店が狭いため、入場制限を現在スタッフ外し、

お客様は3名としております。

そのための1時間枠3名とさせて頂いておりますので

ご理解のほど宜しくお願い致します。

※お子様づれのお客さまも同じくですのでご注意下さいませ。

 

今回、展示会日程が近づくにつれて

当日、楽しみにしています。とのお言葉を頂くことが

ございましたので、こちらに記させて頂きました。

大変申し訳ないのですが何卒宜しくお願い致します。

 

 

 

364

 

 

 

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